Nature Indexというページ上にて、自然科学分野での研究拠点のランキングが公開されています。最新の2022年版ランキングでは、日本からは東京大学の14位が最高となっています。
2022 tables: Institutions | Annual tables | Nature Index
中国勢の躍進と、ドイツ＆フランスという非英語圏の研究拠点がTop10入りしているのが印象的でした。この手のランキングでは、だいたい英語圏のアメリカ＆イギリス勢が高順位なことが多かったのですが、今回の結果ではあまり見られず。むしろイギリスは若干苦戦気味か。
あくまで一企業の独断と偏見によるランキングなのですが、日本で自然科学系の研究者をやっている身としては、けっこう悔しい。同じ非英語圏なのに、どうして差がついてしまったのか？ひとつの心当たりは、我々現役世代が、日本の政治に無頓着だったこと。自然科学研究を優遇してくれるような政治家をよく探して選んでいれば、研究者としての生活ももう少し楽だったのかもしれません。せめて今日からは、自分の仕事を応援してくれる（くれそうな）人達を、ないがしろにはしないように心がけたい。
余談。今回のニュース、最初はネット上の記事で知ったのですが、その中にはソースであろうNature Indexへのリンクが貼られていませんでした。なので関係あるかは不明です。
世界の大学・研究所の「研究力」、トップ１０に中国４機関がランク入り…日本は東大の１４位が最高（読売新聞オンライン） - Yahoo!ニュース
