友意白雑記帳

だいたい自分用の覚え書き

中国との研究競争と人材争奪に関する一意見

昨今、自然科学界でも中国勢の躍進が目立っていて、それに関連して思い出した話。仕事柄、オレも中国の方々とは付き合いが多い。色々言われてもいるけれど、やっぱり向こうにも優秀な人間は多い。人口が日本の10倍いるのだから、当然ちゃ当然。

さて、そんな中国と、学術研究で競争するとなると、やはり優秀な中国人にはこっちに寝返ってもらった方が良いのは明白。そのためには、中国の「行政府」と「国民」は決して一体ではない、という点に付け入るのが良いと思う。つまり、中華の支配者と平民を離間させ、優秀だけれども平民に分類される方々をこちらに引き入れる。そのためには、まず日本国内の中国人を大事にすること。これが中国に対する君民離間策の第一歩。「先ず隗より始めよ」

例えばの話だが、もしこちらに住む中国人が、生活が苦しくなって帰国せざるを得なかったり、はたまた中国政府によって強制送還させられそうになったら、こう言うべき。即ち「彼らは我々と同じ町に住み、法律を守り、税金を納め、この地域の経済活動の一翼を担ってきた。その彼らが不当な扱いを受けることは、見過ごすことはできない。」と。つまり、中国の一般市民の方々に、「ウチの政府よりも、向こうの政府の方が、まだマシに扱ってくれそう。」と思わせることが重要になる。理想論とは承知しているが。